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徒然な視点

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by yoshiaki sato

フィギュアGPファイナル

 この土日は楽しみにしていたフィギュアGPファイナルが開催された。
ショートプログラムでは、安藤美姫、浅田真央ともにいいできだっただけに残念な結果となった。
特に浅田真央の演技は完璧といってもいいものだった。

フィギュアスケートという競技は残酷なところがある。
大観衆の前での転倒は、見ていて本当に可愛そうだ。つらいだろうな、と思う。
しかも、最初の転倒から立ち直れなくて2度3度と繰り返してしまった時は、どれだけつらいこと
だろうか。見ているほうもつらい。ヒロインと晒し者が紙一重のようなところにある。
テレビでは同じ転倒シーンをそれこそ何百回とオンエアする。今大会でも安藤美姫の演技の前には
相変わらずスランプ真っ只中だった昨年のオリンピックでの転倒シーンを編集している。
これだけのスランプから立ち直ってここにいるのだ、ということを言いたいのだろうが、いいかげん
もう見たくない。
すでに昨日からいやというほど繰り返しオンエアされている浅田真央の転倒シーンも、今後
何百回とオンエアされることになるのだろう。
でも、天才少女の転倒は確実にファンを増やすことにつながることは間違いない。

安藤美姫は体調をこわし、ジャンプすることすら満足にできない状況だったので、転倒以前の
問題であったが、転ぶところを見なくてすんだのはよかった。(変な見方だな)

プレッシャーが原因ではないかと言われる浅田真央だが、本人は否定している。
荒川静香のコメントがいい。
「多分、なにがプレッシャーなのかということがまだわかっていないと思うんですよ。
なんか力が入らない、という状態を何度も経験していくうちに、あ、これがプレッシャーかというのが
わかるようになるんです。
練習で自らプレッシャーを少しかけて慣れていくということが必要でしょうね。」
オリンピックの金メダリストが言うことは重さがある。

それにしてもキム・ヨナ。いい選手がでてきたものだ。
長身に長い手足、柔らかさを兼ね備え、流れるような演技には大陸的な美しさがある。
二人の16才がしばらくフィギュア界を引っぱっていくことになるのかな。
などど思っていると、来年あたり信じられないような新人が登場するかもしれないから、
誰も安心はできない。
天才であっても勝ち続けることは難しい。きびしい勝負の世界だ。

でも、一番がんばってもらいもらいたいのは、「ミキ、今年はわがまま言うのはやめます。」
と言っていた、もうすぐ19才になる安藤美姫なんだな。
フィギュアGPファイナル_b0024261_134942.jpg

by grid303 | 2006-12-18 13:49 | Sports