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徒然な視点

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by yoshiaki sato

Choi Ji Woo

 TBS金曜21時の「金スマ」でチェ・ジウの特集をやっていた。
先日過労でダウンし、急遽来日をキャンセルした時の録画なので、大騒ぎはしたものの本人は
スタジオに来なかったのだが、安住アナがソウルに行って模擬デートをするシーンがメインに
なっており、ドラマの役どころとは違う彼女の魅力が満載で楽しめた。

韓流ブームなどという言葉は嫌いだったし、「冬のソナタ」は数回見たものの面白いとは思わな
かったので流行の分析だけで終わっていたのだが、「美しき日々」と「天国の階段」はどっぷり
ハマってしまい、昨今の日本のTVドラマにはない放映回数やぶっ飛びのストーリー展開に
すっかり感激している自分を見たのは驚きでさえあった。
韓国のTVドラマをもっと見てみたくなり、TVやインターネットでいくつかのドラマを見たのだが、
その後はあそこまで入り込めるものはなかった。
韓国では「天国の階段」が32%、「美しき日々」が26%もの平均視聴率を記録している鳴り
物入りのドラマなので、一部の、大陸や半島を毛嫌いする日本人以外は単純に楽しめる
エンタテイメントになっていたのではないかと思う。
「冬のソナタ」はオバサン文化として定着していった感があったが、この2作に関して言えば、
新たな男性のファンを獲得したことが大きな特徴と言えるのではないだろうか。もちろん、女性
のファン層を広げたことも間違いないのだが、カルトからメジャーへの移行期に男性の支持を
得たことは大きな推進力となったはずだ。

多くの日本人の支持を得ることになったこれらのドラマの魅力は、Choi Ji Woo (チェ・ジウ)
の存在をなくしては語ることができない。
簡潔に言えば、イコール、チェ・ジウの魅力と言っても過言ではないような気がする。
イ・ビョンホンというアクターもいい表情をする人だと思い、遅ればせながら「JSA」を見ていい
映画だなと思った。その少し前に「シルミド」を見て韓国映画のリアリティと迫力には感動して
いたのだが、徴兵から戻ったばかりのイ・ビョンホンが演じる兵士には、台本には表記すること
が不可能なリアリティがあった。
しかし、なんといっても強引なほどにヒロインに感情移入させるチェ・ジウの芝居というか、その
存在感は圧倒的だった。
細かいことを考え出す前にもう引き込まれてしまっていた、という感じだ。

ソウルを案内する彼女は、多分日本のファンが見たかったであろう「素顔」を前面にだし、庶民
的で気さくでチャーミングなスターを演じていた。場所が移る度に4回も衣装を変えるサービス
ぶりで、勉強中の日本語を楽しそうに披露することも忘れない。
気のつかい方やもてなしを見ると、完璧に近いエンタテイメントがある人じゃないかとも思った。

来年の1月からOAするTBSのドラマで竹之内豊とダブル主演するらしい。
これはもう間違いなく人気爆発するだろう。楽しみだ。

国民性や政治経済とはまったく別の話になるが、BOAしかり、ユンソナしかり、最初はなにも
知らなかったのに、簡単ではない日本語の勉強をし、日本の文化に入ってくる彼女達は素晴
しいと思う。偉い。ウェルカムしたい。
BOAのライブ中継は、TALK、DANCE、VOICE、みんな楽しめるハイクオリティなエンタ
テイメントになっていて驚いた。一生懸命な日本語が本当に可愛かった。
ユンソナが日本語で歌うバラード「会いたい」もなかなか聞かせる。
時間をかけたそうした文化の混ざり合いが、互いの国民の認識を少しずつ変えていく。
侵略者ではなくて友好大使なんです。閉じちゃだめです。

ところで、「金スマ」だけど、いくらなんでも同じネタで2週まわすなよ。視聴者をなめすぎだ。


Choi Ji Woo_b0024261_14194647.jpg

by grid303 | 2005-08-02 14:22 | Drama