アクアラインをわたってから千葉まで戻り、東関道で終点の潮来へ。
鹿島灘を撮影して、鉾田からまた東関道にのり、常磐道の日立南太田へ。
今日の目的地は、岡倉天心が眠っている五浦。
福島県に入って勿来から山に向かい、久しぶりの日立大子でひと休みして、茂木経由で夜8時前に佐野着。
今回の旅、最初の4枚だけがXZ-1で、あとはすべてE620&14-54を使いたおしてみた。
XZ-1のガツンとくるコントラスト&色に比べ、14-54はシャキッとしているけどソフトなことがよくわかった。
繊細さがあるいいレンズだ。
岡倉天心が思索するスペースだったらしいけど、ずいぶんと危ないところに建てたものだと思ったら、案の定2011年の津波で全部なくなり、再建したらしい。
危ないよね、やっぱりここは。(笑
ザバーンザバーンと波は打ちつけてるし。
そういう環境にリアリティを感じていたんだろうな、きっと岡倉さんは。
勿来(なこそ / 読めないやねぇ、これは)から、いわき、小名浜を望む。
この先を左折して山の方へ向かった。
走行距離500キロ。
福島県に足を踏みいれたのは何年ぶりだろう・・・。
高校1年だったか2年だったか、友人OのZ400を「ちょっと貸して」と借りて、親友のIとタンデムでいわきまで走ったことがあった。
当時、気になっていた女が帰郷していて、二人で会いに行ったのだ。
何時に出て何時に帰ったのか覚えていないけど、高速道路なんて一切使わずに、深夜の6号線をひた走って翌朝に着いたような気がする。
「よう!」なんて言ったくらいで、そのままトンボ帰りだったはずだ。
Oにバイクを返しにいったら、走行距離が500キロ以上も増えていて、「バカやろう、売るときに安くなるじゃねえか!」と笑いながら怒っていたことは、このブログのどこかに書いた気がする。
若さとバカさは素晴らしい。
佐野で、義父と義弟の変わらない顔を見て安心し、いいちこのシークワーサー割りで酔った。
周りの田んぼから、ゲコゲコとカエルの大合唱がもう始まっていた。