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徒然なネ見点

http://www.geocities.jp/grid303


by yoshiaki sato
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敗戦記念日 改め 敗戦の日

明日は敗戦記念日。
(追記:記念日というのも変だから、「敗戦の日」が正解だーね)

毎年この時期になると、当時のフィルムを使った戦争ものの番組が放映される。
ここ何年かは、カラーにデジタル処理されたフィルムに驚かされたが、今年はさして目新しいものはなく、米軍機のガンカメラ映像で構成する空襲を扱ったものが多い。

サイパン陥落から始まった本土爆撃の実態を見せるものもあった。
3/10の東京大空襲は、8月に入ってからの広島や長崎とは違って、この時期にクローズアップされることが少ない。
毎年、原爆ばかりが注目されるが、東京では数十万発のナパーム弾が落とされて10万人が一晩に焼け死んでいる。1日の死者数では広島や長崎より多いのだ。
東京のあっちもこっちも焼死体の山となった地獄絵図は、ネットで検索すればいくらでも見ることができるのだから、世界がもっと注目してきてもよかった大虐殺だと思う。
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「一億総火の玉」などと、一般人が子どもたちも含めて竹やり訓練を行っていることから、日本には戦闘員しかいないという理屈で、米軍はナパーム弾の無差別爆撃を行ったという。
木造家屋がよく燃えて消火できないように、粘度を高めたガソリンが燃えるナパーム弾38発をひとつの爆弾にまとめて、数百機のB29から雨のように降らしたのだ。
ベトナム戦争で使われたナパーム弾が落ちる様子を、"Have you ever seen the rain?"と歌ったCCRの曲を聴くたびに、東京大空襲の焼死体の山の写真を思い出す。好きだけども、意味を知らずに軽々しく歌ってほしくない曲だ。

阿佐田哲也さん(色川さん名義だつたかもしれない)が当日浅草にいて、夜通しかけて山の手の自宅まで逃げ帰る話は、鬼気迫る描写が戦争と市民のリアリティを書きあらわしていて忘れられない。
みんなが行く方向と逆に逃げたから助かった、そっちに逃げた大勢の人たちはみな焼け死んだという、自分の命と数千人の命が天秤にかかるくだりは、命の軽さと重さを同時に感じさせる優れた文章だ。
あの日の空襲を受けて助かった人たちは、少なからず、焼けながら水を求めて助けを乞う半死状態の人や、黒焦げの焼死体をまたぎながら火の中を逃げるという経験をしたことと思う。

どう考えても、サイパンが陥落した時点で降伏すべきなのだ。
それでも遅いのに。

今また、この地獄がリアリティを持ち始めていることを日本人はわかっているはずだ。
なのにまだ、「絶対に戦争をしてはいけない」だとか「戦争国家になってはいけない」などと、相変わらず念仏を唱えるように「戦争反対」を口にするだけのやつが多い。

誰だって、地獄絵図など見たくないし、人を殺すのも殺されるのも嫌に決まっている。
今のこの時代、侵略などに武力を使うことなどありえない。
国を守るためには武力装備が必要だという、どこの国でも当たり前に理解されていることが、日本人は敗戦ショックと戦争アレルギーのためにわからなかったのだ。
国土や国民を守るためには、基地も軍備も必要に決まっている。

今にもミサイル戦争が始まるかもしれないというこの時になって、今までさんざん軍備増強に反対してきた連中が、政府は本当に今の装備で国民を守れるのか、などと言いだしている。
今のミサイル防衛じゃ守れない。
もう遅いっての!
なにもしないでミサイルのターゲットになって殺されるか、大事な人や仲間を守るために戦うかという段階になったら、普通の人間は戦うでしょ。日本を狙って撃たれたミサイルがあったら叩くでしょ。
それも戦争と呼ぶのだから、賛成とか反対とか言っている問題ではないのです。


一日一日を生きていることに感謝したい。
生きている時間を楽しみたい。
自分の生命にますますリアリティがでてきた今年の敗戦記念日。
ああ~、バイクに乗ってどこか行きたいな・・・。
嫌な天気が続く。



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by grid303 | 2017-08-14 19:53 | Others | Comments(0)