3.11

 長い地震だった。
これは大きいかも知れない思い、猫たちを安全な寝室に入れてリビングルームに戻ると、倒れそうなテレビを押さえながら外の様子をうかがった。
その後、仕事も手につかないまま、テレビに映し出される津波の惨事に見入った。

夜になり、帰れないカミさんをバイクで迎えに行った。
第二京浜国道に出ると、歩道はまるで難民の行列だ。
神奈川方面に向う車線は渋滞でまったく動いてない。
待ち合わせ場所にしていた天現寺の広尾病院に着き、カミさんを後ろに乗せて家に向う。
渋滞しているクルマを縫うように走るが、車線が狭い白金トンネルの中で動けなくなる。
15分ほどしてなんとかトンネルを抜け出すと、街中の裏道を走って家にたどり着いた。
この年になって、しかもあんな小さなバイクでカミさんとタンデムするなんて夢にも思っていなかった。

「みなしご救援隊」という犬や猫たちの救出に向ったNPOに何度かフードを送った。
人間と同じように多くの動物たちも海に流されたのだろうと思う。
本能的なもので天変地異を察知する動物の話はよく聞くが、家の内外で人間と一緒に暮らしていた動物たちは、察知したとしてもあの津波から逃げることはできなかっただろう。
さらに可愛そうだったのは、生き残っても、人間が非難した街に取り残された犬や猫たちの姿だった。
放射線が強い避難地区に残されていた動物たちはどうなったのだろうか。
あれは人災なのだから、人間がなんとかしてあげなければいけなかった。
動物たちに対して「想定外」は理由にならない。
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by grid303 | 2014-03-11 12:17 | Others | Comments(0)

徒然なネ見点

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