揚げたての誘惑
2013年 10月 11日
環8から中原街道を左折する玉川田園調布の交差点にある弁当屋の前で足が止まる。
ここのでかい唐揚はなかなかなのだ。
一瞬、河原で揚げたての唐揚弁当をほおばる幸福感を想像するが、なんとか思いとどまる。このところ、体調を考えて朝はヨーグルト、昼はごく軽いものを食べるようにしている。今日もツナサンドを作ろうと思い、コールスローを買いに出たところなのだ。揚げ物はだめだめ。
調味タレの味がしみ込んだ揚げたての唐揚に後ろ髪を引かれながら、丸子橋の手前を左折してサイクリングコースに入った。
鵜の木のマルエツでコールスローとウーロン茶と夕食の食材にする豚バラをバスケットに入れ、レジの方に行こうとした時、惣菜コーナーにワゴンが寄ってきた。
揚げたてのコロッケだぁ!!
惣菜コーナーのテーブルには5種類のコロッケが陳列され、「よりどり3個280円」のポップが……。
なにかにとりつかれたように、北海道男爵コロッケとエビホタテクリームコロッケとビーフカレーコロッケをプラ容器に入れてレジに向かった。
ああ、この意志の弱さ。(笑
揚げたてのフライには滅法弱い。
昨年亡くなった母親が最後まで食べたがっていたのが、ウスターソースをかけたコロッケ。(笑
昨日はその母親の誕生日だった。そうか、花や果物よりコロッケがよかったわけね、と変な納得をして、北海道男爵コロッケにウスターソーズをかけて仏壇の脇に置き、一日遅れのプレゼントにした。
ああ、もうひとつ買ってくればよかった。