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徒然な視点

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by yoshiaki sato

今日の和田峠

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ちょい乗りランチにでたら、あまりに天気が気持ちいので、またまた和田峠へ。


先日、さるお方から、「よく走ってるね」と言われた。
要するに、「あんた、ちょっと遊びすぎじゃないの?」という意味だ。(笑

はじめて自分の命と向かい合ったのは、25歳の誕生日の4日前にオートバイで事故ったときだった。
左の肋骨を11カ所骨折し、あわや心臓に突き刺さるところだった。
左の肺は3分の2ほど血液でうまり、その血液が引くのに3カ月かかるのか半年かかるのかわからないという。
入院の翌日、ドクターから「娑婆のことは1回忘れなさい」と言われた。
運よく2カ月で肺の中の血はだいたいなくなり、2カ月半で退院できた。

次に向かい合ったのは、10年ほど前。
イベントの仕事で地方へ行っいるときに胸が痛くなり、帰ってから病院に行くと、狭心症という診断を受けた。
さらに「徐脈」という脈が少なくなる症状があり、24時間の心電図を見ると、早朝の目覚める前に心拍数が30を切っている。心拍と心拍の間が2秒以上あるということだ。
これは、心臓が止まってもおかしくないな、と思った。
毎日、明日の朝、お陀仏になってるかもしれないと思いながら、自分の命と向かい合った。
しかも、狭心症の原因はいわゆる動脈硬化ではなく、筋攣縮性という、筋肉の痙攣なので、カテーテルで広げても意味がないという。

そして4年前、ラッキーなことにCTでぐうぜん腹部動脈瘤が見つかり、2年前の手術で人工血管に置換した。
毎年、耳に入るだけでも多くの人が動脈瘤剥離や破裂で死んでいる。
自覚症状がないまま進行し、破裂すると8割以上は病院に運ばれる途中で死ぬというのだから、偶然見つかったことは、どんなギャンブルで勝つよりも、ラッキーを引いたように思える。

その手術の最中に、筋肉が痙攣したのだ。
でも、心臓ではなく左脚のふくらはぎだった。
あの全身麻酔の最中に心臓で痙攣が起こっていたら、お陀仏だったという。
まあ、だから脚だったこともラッキーだったわけだ。

その痙攣のおかげで、左足の指を4本失ったわけだが、指を切除する前に指の根本部分の骨が露出していた時期があるので、「間違いなく菌は閉じた中に存在しているから、免疫力が落ちると感染症を起こす恐れがある」とドクターsay。

もう10年も前から自分の死は覚悟しているので、死ぬことはぜんぜん怖くないのだが、感染症は怖い。
今、足の骨が感染症を起こせば、さらに上の部分で切らなければいけなくなるのだ。
そうすると、オートバイのギアチェンジができなくなってしまう。
この春から夏にかけては、少し歩くと左足の先が痛み、中で感染症を起こしているのではないかとビクビクした。
だから、免疫力はぜったいに落とせないのだ。

免疫力を落とさないためには、もちろん食事も大切であるが、一番大事なのは「セロトニン」という体内物質を増やすことだ。
健康に関連する記事をいく度となく書く中で意識した。
人間の体には「ホメオスタシス(恒常性)」というものがあって、なにか変化が起こると元の状態に戻そうと各器官が働く。
自然治癒力というのもホメオスタシスのひとつだ。
身体が本来もっている自然治癒力や、身体に悪い影響を与えるものを排除しようとする力、元の状態を維持しようとする力は、通称「幸福ホルモン」などと呼ばれるセロトニンの影響を大きく受ける。

脳内で分泌されるセロトニンはわずか2~3%の量で、多くは腸内で分泌されるというが、脳内のセロトニンは健康維持に大きな働きをする。
この先、セロトニンの働きやしくみをここで書くととても長くなるので割愛するが、セロトニンを分泌させるためには、楽しいことや気持ちいいいことをするのが、もっとも有効なのだ。

笑顔もセロトニンを分泌させる。
つくり笑顔でも、効果は変わらないという。
がん細胞を殺す「キラー細胞」も、笑顔やリラックスで増やすことができるといわれている。
猫を見ていると、意識せず笑顔になっていることに気づく。
動物と暮らすことが健康にいいというのは、そういうことなのだ。


とても長くなってしまったが、要するに、免疫力を落とさないために、楽しいことや気持ちいいことをできるだけやりたいのです。
青い空や白い雲や、木々の緑や海の群青を見たり、風を感じながら地球の上を気持ちいいエンジンで走り回ったりすることが、今の自分にとって免疫力を落とさないための手段なのです。


自分の命と向かい合ってから、生きようとしている自分にとてもリアリティを感じる。
時間をムダにしたくないと思う。

まあ、そういう歳だってことなんだろうな。












by grid303 | 2017-09-18 18:18 | landscape