カンドラ
2017年 03月 12日
大統領罷免で大揺れの韓国、エンタテイメントも元気がないようだけど、2015年公開のこのドラマは、チャングムから続く長編代劇の集大成的な面白さがある。
「六龍」というくらいで6人のキャラクターの運命が交差する話だから、第1話はさすがにギリギリの脈絡とは感じたが、3話目には面白くなり、5話をすぎるともうドップリ浸かっている。
相変わらずグイグイと引き込む脚本がすばらしい。
15話で1話冒頭にシーンに戻り、起承転結でいえば「起」が終わったところ。
全65話だから、まだしばらく楽しめる。
『善徳女王』にも出演していたシン・セギョンがいい表情を見せている。
韓国の女優は「泣き」と「にらみ」がポイントだと思っているのだが、彼女はその系譜を受け継ぐひとりだ。