人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

徒然な視点

https://grid303.amebaownd.com/


by yoshiaki sato

冬のピンタ

 まことに日本の四季というものは素晴らしいもので、冬には冬の良さを堪能できるのだけど、さすがに昨日今日は冬がいやになってきた。
一番寒い時期なのだから当然のこととはいえ、寒い日が続く。
近年にない寒さなのではないかと思う。

小学生だった昭和40年代は、東京でも霜柱や水たまりにはった氷を踏んで学校に行ったもので、今よりもずいぶんと寒い日が多かった。雪も多くて、何度か校庭で雪合戦をした記憶がある。
雪のぶつけ合いから背中に雪の入れ合いにエスカレートして、やられたものだからやりかえしたら、相手が泣き出し、お前が悪いと怒られた。
子供のころはだいたいそういう役回りで、小学校と中学校の担任には全員ひっぱたかれた。
だが、それだけに教師たちとの距離が近くなった気がする。今、嫌いだなと感じる人はひとりもいない。
とくに冬のピンタはイタイ。叩くほうだってイタイから叩きたくないが、それでも叩かせた自分がいたわけだ。生徒と教師の気持ちが触れ合うことのできるいい時代だったように思う。
今のように家でも学校でも叱られず、ひっぱたかれた経験もない子供たちは可愛そうな気がする。

昼前、買い物に出た時に尾上部屋の前を通った。
把瑠都の優勝で盛り上がっているのかと思ったら、なんともあっさりしたものだった。まさか花輪が並んでいたり、高校などのように「祝!○○大会優勝」などと垂れ幕がかかっていることはないと思ったが、通行人がたまに携帯電話で写真を撮っていくくらいの静けさだ。
それが相撲道のスタイルというものなのだろうか。
冬のピンタ_b0024261_13191311.jpg

by grid303 | 2012-01-23 13:30 | Others